免疫機能向上、抗腫瘍効果、抗酸化作用、肝臓の働きをよくする、成長促進作用などなど

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ローヤルゼリー

はちみつとは違う、ミルクのようなローヤルゼリー。女王蜂だけに許される特別メニューです。女王蜂は、働き蜂の巣である六角形の小さな部屋ではなく、王台と呼ばれる広い特別室で育ちます。働き蜂は、せっせと花粉を食べて体内で作ったローヤルゼリーを、のどの下咽頭腺という場所から分泌して、この部屋に吐き出します。
王台の幼虫は、このローヤルゼリーの海にどっぷりとひたりながら、これをものすごい勢いで食べて16、17日で女王蜂になります。
普通の働き蜂は幼虫の3日間くらいしかこのローヤルゼリーを与えられず、あとは花粉やはちみつで育ちます。
この差は歴然です。女王蜂の体格は働き蜂の2、3倍の大きさになり、寿命も働き蜂が1ヶ月くらいなのに対して、なんと3、4年。30~40倍も長生きするのです。その間、女王蜂は毎日2000個もの幼虫をせっせと生み続けます。
この驚異的なエネルギーの源がローヤルゼリー。古代ギリシャのアリストテレスもこの存在を「動物学」の中に記しています。
クリーム状の液体が女王蜂を生むのだと知っていたのです。
そのすばらしさが改めて認識され、関心が高まってきたのは、19世紀。女王蜂の生命力を生み出すものだとしって、なめてみたところ、「精力絶倫になった」「たちまち若返った」ということになって、ヨーロッパで騒がれたのです。
1950年代には、ローヤルゼリーの名が世界にとどろきます。高齢で危篤状態だったローマ法王ピオ12世が、ローヤルゼリーのすばらしさに感謝してスピーチしたことから、一躍、大ブームとなったのです。

ローヤルゼリーの成分で特徴的なのは、豊富なアミノ酸です。肝臓の働きをよくするメチオニン、頭の働きをよくするグルタミン酸、性機能を若返らせるγ-アミノ酸、成長促進作用のリジンなど、20種類以上にもなります。

さらに、ビタミンB群が豊富で、中でもパンテトン酸の量が多く、これは老化防止に重要な役割を果たしています。また抗がん作用があるといわれるデセン酸、体の組織の老化を防ぐ、類パロチンなども発見されています。

免疫機能向上、抗腫瘍効果、抗酸化作用。今も次々と研究結果が発表されています。女王蜂の驚異的な生命力のもとであるローヤルゼリーは、研究者の意欲をそそる、じつに神秘的なパワーに満ちた食品なのです。

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