冷えとり食材【高麗人参】

食べ物

高麗人参

漢方薬の中では、有名な存在な高麗人参。その昔から不老長寿の妙薬として、用いられてきました。紀元前の書物にも薬効が書かれていますし、秦の始皇帝や漢の武帝が、山中に人をやって、高麗人参を探させたという話も残っています。
中国最古の薬物書といわれる「神農本草経」には、具体的な薬効が次のように書かれています。
「五臓を養い、精神を安んじ、魂鬼を定め、驚悸を止め、邪気を除き、目を明らかにし、心を開き、智を益す…身を軽くし年を延ぶ。」
現代科学で証明されつつある効果が、すでに書かれているのです。
日本でも高麗人参の歴史は古く、8世紀の聖武天皇の時代に、中国の使者から進呈されたという記録がありますし、正倉院にも納められていた記述があります。
江戸時代には、「人参ができて看病1人減り」などという川柳もうたわれました。親の大病を治すために娘が身を売って高麗人参を買ったという話もあちらこちらで語られています。
高麗人参の和名は、オタネニンジン。高麗人参の科学的な検証は、19世紀に各地で盛んに行われるようになりました。
成分分析とその効用が明らかになる中で、もっとも注目されているのが、人参サポニンです。
サポニンというのは、糖が結びついた化学物で植物に広く存在しているものなのですが、高麗人参にむくまれるサポニンのパワーに、研究者は魅せられているのです。
末梢血管を広げて血行をよくしたり、中枢神経を刺激して代謝を促進させたり。疲労やだるさ、食欲不振、冷え性などを改善する力があるとされ、抗がん作用や抗加齢作用などにも、スポットライトが当てられています。
また、血糖値を下げるように働く、インスリンの働きを高める物質や、血管をやわらかくさせるAFGという物質も発見されています。
ビタミンやミネラル、アミノ酸も豊富です。

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