冷えとり運動・呼吸方法

冷え改善方法

病気に傾いた体をケアするのが呼吸や運動の役割

漢方的に見ると、冷え解消とダイエットとは、ほとんど同じといえます。肥満も冷えも、体が陰陽のいずれかに傾きすぎたために起こる病的な状態。それをバランスの取れた中庸の状態に戻すには、体の中のあちらこちらで起こっている停滞をうまくながれるようにしてあげること。
ダイエットの場合でいえば、むだにとりこんだカロリーを、上手に燃えるようにしてやる。冷え解消の場合でいえば、とどこおった血液をうまく循環させたり、余分にたまった水分を外に出してやる。そのために、まず第一にすることが、どちらの場合も体を温めること。実際、冷えをとって、体をしんから温かくしてやると、脂肪がうまく燃えるようになって健康的にやせてきます。

冷えも肥満も、根っこは同じ。むだなものをため込まないで、体の中の循環をよくすることです。

次に紹介するエクササイズは、いわゆるカロリー消費のための運動とは異なります。しかし、いずれも自律神経を活発にして、ホルモンバランスを整え、新陳代謝を促し、体のゆがみを治すための最適な方法です。毎日、ちょっとした暇を見つけてできるエクササイズです。

腹式呼吸で酸素をめぐらせ「地力」のある体に

呼吸の第一は、すうことではなくはききること

現代人は、域が浅くなっています。冷えをためる人が多くなったり、喘息の人が増えているのも、この「胸で息をする」浅い呼吸と関係があります。

人間は、呼吸をして、まず二酸化炭素など体内でいらなくなった空気を吐き出し、そして酸を吸い込みます。酸素は体内で燃えるもとであり、体温を上げるもとですが、二酸化炭素をちゃんと吐き出していないと、取り込む酸素も少なくなります。

排気がうまくできないと、呼吸困難で喘息になったり、体温のもとである酸素がうまく入ってこないため、体は冷えていきます。

呼吸で大切なのは、まず体内の汚れた空気を吐き出すこと。吐ききってしまえば、酸素は自然に吸い込まれていきます。

ゆったりとした複式呼吸は、自律神経を整える

腹式呼吸の基本は、おなかで息をするつもりで深い呼吸をすること。呼吸が深くなると、自律神経が整ってきます。

自律神経は、体中の機能を意思にかかわりなく調節していますが、その自律神経の機能のうち、ただひとつ私達の意志どおりになるのが呼吸です。つまり、呼吸を深く安らかに調節できれば、心臓を動かしたり、血管を収縮、拡張させたり、汗を出したり抑えたりする自律神経の機能を順調に働かせるようにできるわけです。腹式呼吸は、自律神経をコントロールする最も確かな方法です。

腹式呼吸は、いつでもどこでもできる健康法です。食事の前に腹式呼吸をすると、内蔵機能が活発になって消化や吸収がよくなります。寝る前すると、自律神経をおだやかに睡眠モードに切り替えることができます。

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